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川原尚行教育講演会に参加して

#未分類 ・2025/12/27公開 ・2025/12/28更新

2025年12月12日(金)開催の川原先生教育講演会参加者からの感想文を紹介します。

先日は素晴らしいご講演に招待頂き、ありがとうございました。菊池をよりよくしたい、共通の想いを持ったメンバー(100人程度)の中にも今回のご講演に興味を持たれていた方がいらっしゃいましたので、そのグループトークにも、今回の内容はシェアさせて頂きました。当日の内容については、主催の方がまとめて下さっていたので、概要はこちらに👇

令和7年度菊朋会「教育講演会」

ここでは、上記内容を踏まえて、このグループのように「地域をよりよくしたい」という視点と菊池出身外という自身の立場、そして、僕自身の参加動機である。「誰一人知り合いもいない中、かつ、スーダン政府と日本政府は国際的な背景より、国が介入しない方針を掲げている環境の中、更にはガス・電気・水道などインフラもなし、極めつけは内戦下という最悪の環境下で、どうやって地域の人の信用を築き、医療技術を広めていったのか」というところにおいて、共有させてもらいます。

そこで、とても印象深かったのが、「勝手に動く」という言葉でした。政府が動かないなら、個人で動く。とりあえず動く。圧倒的な行動量。そして、そこで力になったのが、講師の学生時代や講師の地元のお友達等の応援というところです。そして、その熱意は、講師が「スーダンのことが好きだから」という点。

そしてもう一つは「肩書」という意味合い。日本人を信用しないスーダンに対し、講師の方は一個人として、「日本スーダン友好」という肩書を自ら作り、地域(スーダン)に入り込んでいきました。このグループメンバーの中にも、菊池出身外の方も多い中、肩書(とまではいかなくても)を作り、「自分は何者であるか」を自らが決め、その自分で決めた「何者」かをやりきることの大切さを感じました。

最悪の環境下、医療技術やインフラなども整備された功績には、もちろん地域(スーダン)の方の理解あってのことでした。スーダン政府が駄目なら、村長から信用を築いていく。信用が弱いなら、村長を日本に連れて行き、講師の方のご家族に会わせ、自分が普通の人間であることを知ってもらう。

一つひとつの積み重ね、信用も行動の積み重ね、という点を学ぶことができました。今回のご講演とここでの活動として被る点として、講師の方がこのメンバー、スーダンが菊池、日本政府が市政(身軽には動けないという意味合いで)のような構図にも見えました。

それぞれの立場、与えられた環境下で、菊池と関われるお仕事、活動を、継続していき、周囲の信用を積み重ねていく今の延長に、よりよい菊池はあるものと感じました。少なくとも、最悪な環境下であるスーダンで変わったのだから、今でもいい菊池が変わることは、可能だと感じました。

そして、講師の方も言われたように、その地域が好きという点。このメンバーの皆さまも、それぞれに菊池が好きであるということが揺るがない限り、これから、確実にいいように変わっていくと個人的には確信しています。

投稿者プロフィール
2023年4月、愛媛県から菊池市へ家族4人で移住。きっかけは長男の小学校進学でした。全国の小学校(公教育・私教育)を巡る中で、教育環境や豊かな自然、そして何より真剣に将来を考え、地域を大切にする人が多い菊池市の人柄に強く惹かれ、移住を決意しました。半年前まで菊池市という地名すら知らず、知り合いもいませんでしたが、多くの温かい方々に支えられ、自宅の古民家兼仕事場を改修しながら暮らし、もうすぐ丸3年になります。

  佐藤靖則 氏

移住と同時に、全国でも珍しい**「内臓機能回復師」として、洋服の上からお腹にアプローチする施術でサロンを開業。口コミと紹介のみで広がり、菊池市近辺はもちろん、九州全域、遠くは東京からも来院される知る人ぞ知る人気サロン**となりました。

通われる方の平均片道移動時間は約1.5時間です。原因不明の不調や、病院で経過観察・薬を続けている方々の内臓からの体質改善に日々向き合っています。また、自然治癒力の可能性を伝えるため、毎月サロンで少人数制の講座を開催し、民間スクールなどで出張講座も行っています。

地域活動

さらに米作りは未経験ながら、手植え・手刈り、無肥料・無農薬、稲架掛け、足踏み脱穀による自然栽培にも挑戦中。将来は健康と深く関わる「食と農」も取り入れ、想いが共鳴する仲間とともに、棚田保全や空き家再生を通した里山づくりを目指しています。

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